当院では、むし歯が大きく歯の神経をとらないといけない場合、神経を残す治療をお勧めします。

神経（歯髄）を残すことには重要なメリットがあります。

①歯の強度を保つ

歯髄には血管や神経が含まれており、これが歯に栄養や水分を供給します。これにより、歯がしなやかで強く保たれます。神経をとると、歯が脆くなり、割れやすくなるリスクが高まります。

②感覚の維持

歯髄が残っていることで、温度や圧力に対する感覚が保たれます。これにより、異常が発生した際に早期に気づくことができ、適切な対処が可能になります。

③歯根の成長

特に成長途中（小学生や中学生、高校生）の歯において、歯髄を残すことで正常な歯根の成長が促進されます。
これにより、歯の寿命が延びることが期待できます。

④周囲組織への感染リスクの軽減

歯髄を残すことで、歯の内部に細菌が侵入するリスクが減少し、歯周病の予防につながると言われています。

歯髄を保存する治療法は、歯の健康を長期的に保つために非常に有効です。
治療法など、何か気になることがあれば教えてくださいね。